研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究は、受光素子の非線形応答を利用した『光非線形ヘテロダイン検波』の提案と原理確認、分光技術への応用を目的として行った。提案手法は、広帯域、偏波無依存、高分解能な分光が期待できる。実際に作製した検波装置は、1mW以下の入射光パワーに対しても、非線形効果による出力を高感度検出できた。この検波装置で、サンプルの透過光スペクトルを測定し、原理確認を行った。更に、提案手法の距離計測への応用を着想し、50km以上のファイバからの反射点検出や、僅かな距離変位を測定した。これらの技術は、サンプルの屈折率変化、濃度変化等の測定に応用できる。本研究により、提案手法の有効性が確認された。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (6件)
Measurement Science and Technology
巻: 26 号: 2 ページ: 025205-025205
10.1088/0957-0233/26/2/025205