研究課題/領域番号 |
25630319
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
材料加工・組織制御工学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
武藤 泉 東北大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (20400278)
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研究分担者 |
菅原 優 東北大学, 大学院工学研究科, 助教 (40599057)
原 信義 東北大学, 大学院工学研究科, 教授 (40111257)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2014年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2013年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 材料加工・処理 / 腐食防食 / 水素侵入 / 浸炭 / 介在物 |
研究成果の概要 |
鋼への水素侵入を解析できる水素透過試験用のマイクロ電気化学システムを開発し、水素侵入に及ぼすMnS介在物の影響を調査した。MnSを含む微小領域では、腐食試験液を鋼に接触させると、水素透過電流が計測されたが、MnSを含まない微小領域では水素透過電流を計測することはできなかった。MnSは水素侵入の起点として作用することが確認された。Fe-18Cr-8Niステンレス鋼を用いて、MnS起点の孔食発生に及ぼす浸炭処理の影響を調査した結果、固溶炭素により鋼の腐食速度が低減することが分かった。水素は腐食カソード反応で鋼に侵入するため、固溶炭素により水素侵入を抑制できるものと思われる。
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