研究課題
挑戦的萌芽研究
近年グリオーマ幹細胞(GSC)の存在が示されこれを標的にした新たな治療の創出が期待されている。本研究では, 悪性グリオーマ組織より樹立したGSCを用いて, 融合プロテオミクス解析法によって, 分化に伴い発現変動する分子ネットワークと治療標的の検索を行った。その結果, GSC分化刺激によってECMの分泌と接着分子発現亢進による特殊な分化ニッチの形成と, それを介したインテグリン-MAPK-PI3Kシグナルの亢進がGSCの増殖と分化を誘導し, その阻害剤でGSCが抗癌剤感受性に転じることを移植マウスにて明らかにした。同定された分化スイッチングシグナルは新しい治療標的として有用である可能性がある。
すべて 2015 2014 2013 その他
すべて 雑誌論文 (10件) (うち査読あり 8件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (27件) (うち招待講演 14件) 図書 (2件) 備考 (3件)
Nucleic Acids Resarch
巻: 42 ページ: W442-8
10.1093/nar/gku403
J. Biol. Chem.
巻: 289(38) ページ: 26314-26
10.1074/jbc.M114.568253
生物物理化学
巻: 58(2) ページ: 39-42
医学のあゆみ
巻: 251(10) ページ: 939-947
Molecular & Cellular Proteomics
巻: 12(5) ページ: 1377-1394
10.1074/mcp.M112.024802
PLOS ONE
巻: 8(5) ページ: e59558
10.1371/journal.pone.0059558
Clinical Cancer Research
巻: 19(8) ページ: 1-10
10.1158/1078-0432.CCR-12-1204
Cancer Sci.
巻: 104(10) ページ: 1278-84.
10.1111/cas.12222.
J Proteome Res.
巻: 12 ページ: 58-61
10.1021/pr300844p.
J. Dermatol.
巻: 40(4) ページ: 249-58.
10.1111/1346-8138.12076.
http://srv02.medic.kumamoto-u.ac.jp/dept/tumor/index.html
https://www.jhupo.org/database/index.html