研究課題
挑戦的萌芽研究
腫瘍のゲノム解析は、原因遺伝子探索をはじめ腫瘍診断に重要な検査である。本研究では、包括的なゲノム構造解析を高精度に可能とする新規システムを開発し腫瘍解析へ応用した。本システムは環状化DNAの結合両末端(メイトペア)解析を基本とし、ゲノム・ライブラリーの各DNA断片へ固有塩基配列を導入し、シンプルな2段階DNA環状化を行うことで、「単分子DNA環状化」由来の正確なメイトペア配列のみをコンピューター(in silico)解析で選別可能とした新規法である。本システムは、腫瘍ゲノムの転座・逆位の解析も可能であり、経済性にも優れた方法であることから、腫瘍の診断・研究に役立つと期待される。
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Plos One
巻: 8 号: 6 ページ: e66269-e66269
10.1371/journal.pone.0066269
Acta Haematol
巻: 129 号: 2 ページ: 83-89
10.1159/000341289