研究課題
挑戦的萌芽研究
HT1080細胞内に保有されている、自己脱落可能なヒト人工染色体(tetO-HAC)ベクターに、iPS 細胞形成確認マーカーであるOct4プロモーター+RFP遺伝子、神経幹細胞マーカーのNestinプロモーター+GFP遺伝子を搭載した。MEFからiPS細胞の作製を行うときに、上記遺伝子を搭載したtetO-HAC ベクターの導入作業を行ったところ、tetO-HACベクター保有iPS細胞の取得に成功した。tetO-HACベクター保有iPS細胞は、RFP蛍光が観察されたものと、RFP蛍光が観察されないものがあった。tetO-HACベクターは、質の良いiPS細胞の選抜に利用できることが分かった。