研究課題
挑戦的萌芽研究
ゲノム研究の進展にともない、多くの遺伝子がde novoに誕生していることが明らかになった。しかし、その誕生のシナリオはほとんど分かっていない。ここでは、遺伝子がde novoに誕生した前後の祖先配列を推定し、それらの祖先配列の間の変化を観察することで、遺伝子のde novo誕生のシナリオを描くことを試みた。そして、出芽酵母に至る系統における観察では、次のような遺伝子のde novo誕生のシナリオを描くことに成功した。(1)はじめに高GC含量のゲノム領域ありき、(2)そのゲノム領域に中立な突然変異が蓄積する。そして、(3)ORF長の伸長が起こり、続いて、(4)翻訳開始シグナルが生成される。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (10件) (うち国際学会 1件、 招待講演 4件)
Molecular cell
巻: 53 号: 3 ページ: 393-406
10.1016/j.molcel.2014.01.009
PLoS One
巻: 9(1) 号: 1 ページ: e86133-e86133
10.1371/journal.pone.0086133