研究課題
挑戦的萌芽研究
FMRFアミドおよびFaRPs(FMRFアミド関連ペプチド)は心臓調節、筋調節、痛覚、学習、接触など、多岐にわたる神経活動に関わっている神経ペプチドである。我々は線虫C.elegansを用いた遺伝学的スクリーニングによって、線虫FaRPをコードするflp-10遺伝子の欠損変異体の単離に成功し、それが生殖巣の形成異常を示すことを見出した。本研究ではFLP-10ペプチドのプロセッシング後の一部であるCペプチドがF1-F0 ATP合成酵素のαサブユニットを介して器官に働きかけることで、正しい器官の形成を制御していることを明らかにした。器官の形成における神経ペプチドの新たな機能を提案する。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (5件)
Genetics
巻: 196(2) 号: 2 ページ: 471-479
10.1534/genetics.113.157685
http://www.genetics.org/content/196/2/471.long