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PCR合成DNAによる革新的な新規遺伝子発現抑制RNAi技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 25660080
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 応用生物化学
研究機関山口大学

研究代表者

中村 美紀子  山口大学, 大学研究推進機構, 研究員 (20457310)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2015年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワードRNA interference / PCR / 遺伝子ノックダウン / 遺伝子ノックダウン技術 / RNA干渉 / siRNA配列
研究実績の概要

遺伝子機能を解明するため、目的の遺伝子発現のみを抑制するRNA干渉(RNAi)技術が汎用されているが、RNAiに用いられる配列によっては目的の遺伝子発現を完全に抑制させることができないことが多々ある。これは、RNAi配列の設計が経験則に頼っており、未だ理論的な法則が見出されていないために、最適な配列が用いられていないからである。そこで、RNAi配列の法則性を明らかにし、その設計方法の確立を目指した。
まず、安定にRNAi効果を測定できる感度の良い測定方法の確立を目指した。最初はヒト化コドンのルシフェラーゼ遺伝子を用いたが安定な測定方法を確立できなかったので、ヒト化コドン緑色蛍光タンパク質EGFPに変更し、EGFPで安定な測定方法を確立した。次に、RNAi配列の法則性を見出すために様々なEGFPに対するRNAi配列を設計し、PCRでコンストラクトの作製を試みたが、設計したほとんどの配列がPCRで増幅できなかった。そこでPCRによるコンストラクト作製技術の開発をはじめた。DNAポリメラーゼ、PCR条件、コンストラクト(種々のプロモータ、RNAi配列の長さ、ターミネータなど)など、様々な条件を検討し、RNAiコンストラクトをPCRで作製できるようにした。次に、開発したコンストラクト作製技術を用いて様々なRNAi配列を作製し、RNAi効果の検証を行った。その結果、RNAi効果のある配列とない配列を区別することができた。次に、効果のあった配列について1塩基変異を導入しRNAi効果に重要な配列を調べたが、1塩基置換ではRNAi効果は減少しなかった。そこで更なる変異を加えることでRNAi効果に重要な配列を明らかにすることを目指した。他の遺伝子についてもRNAi効果を示す配列を見出すことでRNAi効果を示す配列の法則性を明らかにするため、20種類の候補ヒト遺伝子をクローニングした。

報告書

(3件)
  • 2015 実績報告書
  • 2014 実施状況報告書
  • 2013 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2015

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] A Novel Terminator Primer and Enhancer Reagents for Direct Expression of PCR-Amplified Genes in Mammalian Cells.2015

    • 著者名/発表者名
      Mikiko Nakamura, Ayako Suzuki, Junko Akada, Tohru Yarimizu, Ryo Iwakiri, Hisashi Hoshida, Rinji Akada
    • 雑誌名

      Molecular Biotechnology

      巻: 印刷中 号: 8 ページ: 767-780

    • DOI

      10.1007/s12033-015-9870-5

    • 関連する報告書
      2015 実績報告書
    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [学会発表] 思い通りのDNAデザインを目指した遺伝子操作技術と合成生物学2015

    • 著者名/発表者名
      中村美紀子
    • 学会等名
      2015年度日本農芸化学会大会
    • 発表場所
      岡山大学
    • 年月日
      2015-03-26 – 2015-03-29
    • 関連する報告書
      2014 実施状況報告書
    • 招待講演

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公開日: 2014-07-25   更新日: 2019-07-29  

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