研究課題
挑戦的萌芽研究
生体内における硫酸化は、薬物等の解毒代謝機構として知られ、硫酸転移酵素(SULT)が関与する。我々はα,β-不飽和カルボニル化合物が硫酸化を受けることを見出し、ナフトキノンなどが幅広いSULTにより硫酸化を受けることが明らかとなった。ナフトキノン骨格を基本構造として持つ生体分子であるビタミンKの硫酸化を発見し、リコンビナントSULTを用いてビタミンK硫酸化の酵素学的な諸性質を検討した。硫酸化反応産物の構造決定をNMRと質量分析により行った。これらの知見より、α,β-不飽和カルボニル基を有した医薬品候補分子の代謝機構として硫酸化を考慮した開発が求められることが示された。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 5件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (18件) (うち招待講演 2件)
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