研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究ではまずDNA付加体の網羅解析法の確立を試み、LC-MS/MSにより100種類を超える脂質-グアニン付加体の検出に成功し、そのうち2-オクテナール付加体を新規に同定した。一方、J774.1マクロファージにおける各種核酸塩基の炎症応答への作用について検討を進めた結果、P2X7受容体を介したATPによる炎症誘導機構と食品由来ポリフェノールによる阻害作用を明らかにした。また、低分子ヌクレオシド付加体による炎症誘導作用は認められなかったが、ミトコンドリア障害と炎症誘導の関連性が認められた。また、タンパク質分解系の阻害によって高分子核酸(DNAとRNA)が細胞外へ分泌されることが明らかとなった。
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PLoS One
巻: 8 号: 11 ページ: e80843-e80843
10.1371/journal.pone.0080843