研究課題/領域番号 |
25660120
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
森林科学
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研究機関 | 国立研究開発法人水産総合研究センター |
研究代表者 |
冨樫 博幸 国立研究開発法人水産総合研究センター, その他部局等, 研究員 (80616110)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2013年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 炭素・窒素安定同位体比 / アミノ酸の窒素安定同位体比 / 放射性炭素14 / 河川生態系 / 水生昆虫 / 森林管理 / 森林 / 安定同位体比 |
研究成果の概要 |
本研究は、森林伐採が河川生態系へ及ぼす長期的影響を水生昆虫の各種同位体から解明した。炭素安定同位体より、水生昆虫は森林の若齢期では水域(付着藻類)に、成熟林では陸域(落葉)資源に依存していた。アミノ酸窒素安定同位体からは、各分類群の水域と陸域の依存度や栄養段階を推定した。また、付着藻類及び刈取食者に含まれる放射性炭素14は、現代の二酸化炭素よりも低かった。これは、岩石中に含まれる古い炭素が地下水等に溶け込み、生態系に利用されていることを意味していた。森林施業が河川生態系へ及ぼす影響は、河川水の栄養塩などは比較的早く回復するものの、食物網構造など生態系の回復は50年以上必要であることが分かった。
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