研究課題/領域番号 |
25660160
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
水圏生命科学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
三上 浩司 北海道大学, 水産科学研究科(研究院), 准教授 (40222319)
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連携研究者 |
板橋 豊 北海道大学, 大学院水産科学研究院, 特任教授 (60142709)
加藤 敦之 北海道大学, 大学院理学研究院, 教授 (90177428)
横山 雄彦 北里大学, 水産学部, 講師 (60296431)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2015年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2013年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 環境ストレス耐性 / 低塩類濃度ストレス / 細胞収縮 / 葉緑体 / 遺伝子発現 / トランスクリプトーム解析 / ウシケノリ |
研究成果の概要 |
海産紅藻ウシケノリは、淡水中で生存可能であり、そのとき細胞生理学上の常識に反して細胞収縮を引き起こす。そのような特殊な淡水適応の制御について研究を行った。その結果、淡水中では遊離アミノ酸含有量が減少していたが、細胞形態の変化から予測された膜脂質脂肪酸の組成変化は観察されなかった。また、トランスクリプトーム解析により、淡水中ではF-アクチン再構成に関わる遺伝子の発現が低下し、ミトコンドリアにおいてATP生産に関わる遺伝子の発現が上昇していた。以上のことから、ウシケノリは細胞内浸透圧を低下させることで細胞の膨張を抑え、生存を可能にするため増殖を停止してエネルギーを蓄えていることが明らかとなった。
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