研究課題/領域番号 |
25670034
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
薬理系薬学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
平澤 典保 東北大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (80181155)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2013年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 短鎖脂肪酸 / アレルギー / サイトカイン / ヒストンアセチル化 / 受容体 / TSLP / ケラチノサイト / ヒストン脱アセチル化酵素 / GPCR |
研究成果の概要 |
胸腺間質性リンパ球新生因子 (TSLP)は上皮細胞が産生し、免疫応答のタイプを決定するサイトカインである。本研究では、ある種の低・中鎖脂肪酸がTSLP産生誘導能が強く、特に吉草酸 (VA)ならびにイソ吉草酸が強い活性を示すことを見いだした、これらの作用発現には既知の短・中鎖脂肪酸受容体や嗅覚受容体は寄与しない可能性と、ERK、Rho キナーゼおよびNF-κBの活性化経路が関与することが示唆された。VAにはHDAC阻害作用があるものの、HDAC阻害活性とTSLP産生の強さとは相関しなかった。以上の結果から、VAならびにイソ吉草酸は未知の受容機構によりTSLP産生を誘導することが示唆された。
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