研究課題
挑戦的萌芽研究
ピリミジン環が紫外線を吸収すると、5,6位二重結合に付加が起きる。その最も有名な例は、ピリミジン2量体であるが、塩基周囲に最も多く存在する水も効率良く水和反応を引きおこす。DNAの紫外線照射に起こる水和反応を、モデルとしてシトシンを含む合成オリゴヌクレオチドを用いて、シトシン5位の重水素交換で検出できる可能性が示された。また、希薄なリン酸緩衝液中でデオキシシチジンに紫外線照射を行った後、種々の濃度のリン酸緩衝駅中で処理する実験により、リン酸イオン一分子が関与し、水の脱離を触媒することがわかった。これは、DNA中で自身のリン酸分子が水を取り除くことを触媒する可能性を示している。
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