研究課題/領域番号 |
25670072
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
佐藤 英二 浜松医科大学, 医学部, 助教 (70118751)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2014年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2013年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 上皮ー間葉転換 / 癌幹細胞 / 乳癌細胞 / FOXC2 / 浸潤能 / 上皮-間葉転換 |
研究成果の概要 |
悪性癌は腫瘍の進行に際し上皮―間葉転換(EMT)を起こすことが明らかになった。癌幹細胞の性状の細胞ではFOXC2が高発現していた。EMT細胞と癌幹細胞の共通特徴は血小板由来成長因子受容体β(PDGFRβ)を発現していることを知った。そこで、申請者はPDGFRβの発現を制御しているのはFOXC2ではないかと考え検証した。FOXC2は標的遺伝子PDGFRβを介して乳癌のEMTに働くことが示された。PDGFRβの阻害剤であるSunitinibをFOXC2発現腫瘍細胞に添加すると、細胞増殖、転移を抑制し、腫瘍様塊形成を減少させた。当研究で用いたSunitinibは新しい乳癌治療の薬剤候補となり得る。
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