研究成果の概要 |
生物のしくみと、試験管内の化学反応の違いは、それぞれの反応が細胞のなかで、きちんと時間空間的に仕切られていることである。細胞運動、細胞の発生成長に大変重要な分子であるactinですら、25年ほどまえの、RAC1, CDC42がそれぞれlamellipodia とfilopodiaをactinを重合する方向に制御されているという結論を超えていない。我々はCDC42, RAC1の光スイッチを用いて、細胞内での蛋白の活性を顕微鏡下で変化させながら、下村博士の研究で有名ななGFPを用いた改良型FRETプローベを用い,actin markerのLife-act-mCherryの変化を観察した。
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