研究課題
挑戦的萌芽研究
イタイイタイ病(イ病)は慢性カドミウム(Cd)中毒の極型と考えられるが、患者生体内のCd動態は不明な点が多く、どの細胞に蓄積し、周囲にどのような反応が起こるのかは不明である。我々はX線マイクロアナライザーを生体組織に応用し、富山大学に保存されているイ病患者の臓器を用いて、Cdの組織内局在を解析した。その結果、肝臓では門脈域周囲の肝細胞や、門脈域の結合織の一部に、腎臓では残存する近位尿細管や間質の一部に蓄積が見られた。膵臓ではランゲルハンス島に選択的に蓄積しており、それらはインスリン陽性のβ細胞が著減し、ほぼグルカゴン陽性のα細胞で構成されており、Cd曝露による糖尿病発症が推測された。
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すべて 雑誌論文 (10件) (うち査読あり 10件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 7件) 学会発表 (7件) (うち招待講演 2件)
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