研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では、消化管関連リンパ組織を標的とするアジュバント活性物質を、ヘリコバクターピロリ(Helicobacter pylori, ピロリ菌)の分子群から同定して新規アジュバントモジュール分子の可能性を検討することを目的とした。パイエル板透過型と非透過型の菌体の外膜タンパク質発現パターンの網羅的解析を、LC-MS/MSによるショットガン法により実施した結果、複数の候補分子を同定した。バイオインフォマティックス解析により重要性の高い候補因子を絞り込み、当該因子の欠損変異株を作製した。これらの菌株の解析から、当該分子がパイエル板内侵入に関与する可能性が示唆された。
すべて 2014 その他
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (3件) (うち招待講演 3件)
Cell Host Microbe
巻: 15 号: 5 ページ: 623-635
10.1016/j.chom.2014.04.001
Nat Commun
巻: 5 号: 1 ページ: 4497-4497
10.1038/ncomms5497