研究課題/領域番号 |
25670285
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
疼痛学
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中川 貴之 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (30303845)
|
連携研究者 |
金子 周司 京都大学, 薬学研究科, 教授 (60177516)
白川 久志 京都大学, 薬学研究科, 准教授 (50402798)
森 泰生 京都大学, 工学研究科, 教授 (80212265)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2014年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2013年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | しびれ / 疼痛 / 動物モデル / 感覚神経 / TRPA1 / オキサリプラチン / 虚血再灌流 / 低酸素 / 末梢神経障害 / 末梢血流障害 / 等津 / 活性酸素種 / 虚血/再灌流 |
研究成果の概要 |
マウスに抗がん剤オキサリプラチンを投与した数時間内、あるいは後肢の結紮/再灌流後直後に生じる行動が、その薬物感受性から、痛みよりもむしろしびれ様行動を表していること、またどちらも感覚神経の侵害受容器TRPA1の活性酸素種に対する感受性亢進が関与することを明らかにした。さらに、その分子機構として、オキサリプラチン特有の代謝物シュウ酸が低酸素曝露と同様、酸素感受性プロリン水酸化酵素の活性を抑制、TRPA1 N末端394番目のプロリン残基の水酸化が抑制されることで、TRPA1の恒常的な抑制が解除され、活性酸素種に対する過敏化が生じることを明らかにし、しびれ発症の分子機構を一部明らかにした。
|