研究課題/領域番号 |
25670323
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
衛生学・公衆衛生学
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
冨岡 公子 奈良県立医科大学, 医学部, 特任准教授 (20393259)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2016年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 産業保健 / 疫学 / 化学物質 / リスク・アセスメント / 発癌リスク / 発がんリスク / 複合曝露 / 職業性曝露 |
研究成果の概要 |
職場環境中には多数の化学物質が存在しているので、労働者の健康リスクは、複数の化学物質の同時曝露(複合曝露)を考慮する必要がある。しかし、化学物質のリスク評価は化学物質ごとに実施されている。本研究は、歴史的コホート研究等によって、化学物質の複合曝露を受けた労働者の発癌リスクを評価し、以下のことを明らかにした。1. 発癌性化学物質は、既知の標的臓器以外の部位の発癌性を高める可能性があるが、発癌性化学物質の複合曝露による発癌リスクには相加的効果や相乗的効果は認められなかった。2. 発癌性化学物質の取扱い歴のない労働者集団では、職場で取扱った化学物質の複合曝露による発癌リスクの上昇は認められなかった。
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