虚弱機構の解明を目指した虚弱動物モデルの確立

• 研究課題/領域番号: 25670349
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 内科学一般(含心身医学)
• 研究機関: 名古屋大学
• 研究代表者: 葛谷 雅文 名古屋大学, 未来社会創造機構, 教授 (10283441)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2015-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2014年度)
• 配分額: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円); 2014年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2013年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
• キーワード: 老化 / 虚弱 / 動物 / サルコぺニア / フレイル / サルコペニア

研究成果の概要

ヒトfrailtyの動物モデルを構築することを目的に、老化促進マウスがヒトfrailtyと類似した表現型を呈し、動物モデルになり得るか否かを検討した。
Flairty評価の為、体重減少評価、活動度評価、握力試験、トレッドミル試験(持久力、疲労度、移動能力評価)を行った。生化学・組織評価として40週齢で採血ならびに両側下腿筋肉を取り出し、筋肉の解析(重量、筋細胞数、筋線維面積、筋線維タイプ評価、RT-PCR、western blotting）と、血液検査を行った。SAMP10マウスは、骨格筋力の低下、体重減少、動作緩慢の3条件を満たしヒトfrailtyの動物モデルとなりうると考えられる。

研究成果

• [雑誌論文] 高齢者の介護予防・虚弱（フレイル）予防のための食の在り方 (2015)
  • 著者名/発表者名: 葛谷雅文
  • 雑誌名: 日本医師会雑誌 巻: 143(11)
• [雑誌論文] 特集 サルコペニアの基礎と臨床 序論 (2015)
  • 著者名/発表者名: 葛谷雅文
  • 雑誌名: 最新醫學 巻: 70（1） ページ: 5-6
• [雑誌論文] 特集 介護予防のカギはフレイル フレイルとは－その概念と定義を中心として (2015)
  • 著者名/発表者名: 葛谷雅文
  • 雑誌名: Aging&health 巻: 冬号No.72 23（4） ページ: 12-14
• [雑誌論文] β-Hydroxy-β- methylbutyrate facilitates PI3K/Aktdependent mammalian target of rapamycin and FoxO1/3a phosphorylations and alleviates tumor necrosis factor α/ interferon γ-induced MuRF-1 expression in C2C12 cells (2014)
  • 著者名/発表者名: Kimura K, Cheng XW, Inoue A, Hu L, Koike T, Kuzuya M
  • 雑誌名: Nutr Res 巻: 34(4) 号: 4 ページ: 368-74
  • DOI: 10.1016/j.nutres.2014.02.003
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 特集 老年医学の視点から見た高齢者糖尿病 ２高齢者糖尿病とサルコぺニア・フレイル (2014)
  • 著者名/発表者名: 佐竹昭介、葛谷雅文
  • 雑誌名: 月刊糖尿病 巻: 6(11) ページ: 15-23
• [雑誌論文] 糖尿病とサルコペニア(総説) (2014)
  • 著者名/発表者名: 梅垣宏行、葛谷雅文
  • 雑誌名: Diabetes Journal: 糖尿病と代謝 巻: 42(3) ページ: 106-111
• [雑誌論文] 生活習慣病キーワード Glossaru of Topics サルコぺニアとNSTの役割 (2014)
  • 著者名/発表者名: 葛谷雅文
  • 雑誌名: メディカル・ビューポイント 巻: 35(9) ページ: 6-6
• [雑誌論文] 高齢者におけるリハビリテーションの意義 第5回高齢者におけるリハビリテーションの阻害因子とそれに対する一般的対応 1．フレイル 4)フレイルの原因としての低栄養とその対策 (2014)
  • 著者名/発表者名: 葛谷雅文
  • 雑誌名: Geriatric Medicine 巻: 52(8) ページ: 973-976
• [雑誌論文] 特集 サルコぺニアとフレイル 巻頭言 (2014)
  • 著者名/発表者名: 葛谷雅文
  • 雑誌名: メディカル・ビューポイント 巻: 35(8) ページ: 1-1
• [雑誌論文] 特集/高齢者のフレイル(虚弱)とリハビリテーション 虚弱(フレイル)の原因としての低栄養とその対策 (2014)
  • 著者名/発表者名: 葛谷雅文
  • 雑誌名: ＭＢ Ｍｅｄ Ｒｅｈａ 巻: 170 ページ: 126-130
• [雑誌論文] バイオサイエンススコープ サルコぺニアと栄養 (2014)
  • 著者名/発表者名: 葛谷雅文
  • 雑誌名: 化学と生物 巻: 52(5) ページ: 328-330
• [雑誌論文] 今後の「食」を探る サルコぺニアの予防・改善 (2014)
  • 著者名/発表者名: 葛谷雅文
  • 雑誌名: 乳酸菌ニュース 巻: 484(2014春季号) ページ: 23-26
• [雑誌論文] 特集 肥満症の診療 update サルコぺニア肥満 (2014)
  • 著者名/発表者名: 葛谷雅文
  • 雑誌名: 日医雑誌 巻: 143(1) ページ: 72-72
• [雑誌論文] Cathepsin K-Mediated Notch1 Activation Contributes to Neovascularisation in Response to Hypoxia. (2014)
  • 著者名/発表者名: Jiang H, Cheng XW, Shi GP, Hu L, Inoue A, Yamamura Y, Wu H, Takeshita K, Li X, Huang Z, Song H, Asai M, Hao CN, Unno K, Koike T, Oshida Y, Okumura K, Murohara T, Kuzuya M.
  • 雑誌名: Nature Communications. 巻: in press
  • 査読あり
• [雑誌論文] β-Hydroxy-β-methylbutyrate facilitates PI3K/Akt-depednet mTOR and FoxO1/3 phosphorylations and alleviates TNF-1α/IFN-γ-induced MuRF expression in C2C12 Cells. (2014)
  • 著者名/発表者名: Kimura K, Cheng XW, Inoue A, Hu L, Koike T ,Kuzuya M.
  • 雑誌名: Nutrition Research. 巻: in press
  • 査読あり
• [雑誌論文] Endothelial cellular senescence is inhibited by liver X receptor activation with an additional mechanism for its atheroprotection in diabetes. (2014)
  • 著者名/発表者名: Hayashi T, Kotani H, Yamaguchi T, Taguchi K, Iida M, Ina K, Maeda M, Kuzuya M, Hattori Y, Ignarro LJ.
  • 雑誌名: Proc Natl Acad Sci U S A. 巻: 111(3) 号: 3 ページ: 1168-1173
  • DOI: 10.1073/pnas.1322153111
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] Cathepsin K activity controls injury-related vascular repair in mice. (2014)
  • 著者名/発表者名: Hu L, Cheng XW, Song H, Inoue A, Jiang H, Li X, Shi GP, Kozawa E, Okumura K, Kuzuya M.
  • 雑誌名: Hypertension. 巻: 63(3) 号: 3 ページ: 607-615
  • DOI: 10.1161/hypertensionaha.113.02141
  • 査読あり
• [雑誌論文] Circulating cathepsin K as a potential novel biomarker of coronary artery disease. (2013)
  • 著者名/発表者名: Cheng XW, Kikuchi R, Ishii H, Yoshikawa D, Hu L, Takahashi R, Shibata R, Ikeda N, Kuzuya M, Okumura K, Murohara T.
  • 雑誌名: Atherosclerosis. 巻: 228(1) 号: 1 ページ: 211-216
  • DOI: 10.1016/j.atherosclerosis.2013.01.004
  • 査読あり
• [雑誌論文] Matrix metalloproteinase-2 deficiency impairs aortic atherosclerotic calcification in ApoE-deficient mice. (2013)
  • 著者名/発表者名: Sasaki T, Nakamura K, Sasada K, Okada S, Cheng XW, Suzuki T, Murohara T, Sato K, Kuzuya M.
  • 雑誌名: Atherosclerosis. 巻: 227(1) 号: 1 ページ: 43-50
  • DOI: 10.1016/j.atherosclerosis.2012.12.008
  • 査読あり
• [学会発表] シンポジウム8チーム医療でロコモ・サルコペニアを防ぐには 老年医学とサルコペニア・フレイル (2015)
  • 著者名/発表者名: 葛谷雅文
  • 学会等名: 第18回日本病態栄養学会年次学術集会
  • 発表場所: 国立京都国際会館、京都市左京区
  • 年月日: 2015-01-11
  • 招待講演
• [学会発表] シンポジウム37 「サルコペニアと臨床薬理」超高齢社会におけるサルコペニアの重要性 (2014)
  • 著者名/発表者名: 葛谷雅文
  • 学会等名: 第35回日本臨床薬理学会学術集会
  • 発表場所: ひめぎんホール 、愛媛県松山市
  • 年月日: 2014-12-06
  • 招待講演
• [学会発表] 健常高齢者を基準としたサルコペニア診断基準の検討 (2014)
  • 著者名/発表者名: 松下英二、伊藤ゆい、岡田希和子、佐竹昭介、葛谷雅文
  • 学会等名: 第1回日本サルコペニア・フレイル研究会研究発表会
  • 発表場所: 伊藤国際学術研究センター、東京都文京区
  • 年月日: 2014-10-19
• [学会発表] 運動介入が老化促進モデルマウスのサルコぺニアに及ぼす影響 (2014)
  • 著者名/発表者名: 井上愛子、成憲武、黄哲、佐々木健、胡麗娜、姜海英、木村薫、小笠原真雄、葛谷雅文
  • 学会等名: 第1回日本サルコペニア・フレイル研究会研究発表会
  • 発表場所: 伊藤国際学術研究センター、東京都文京区
  • 年月日: 2014-10-19
• [学会発表] C2C12 細胞におけるタンパク合成・分解に対する HMB の効果 (2014)
  • 著者名/発表者名: 木村薫、成憲武、井上愛子、胡麗娜、小池晃彦、葛谷雅文
  • 学会等名: 第1回日本サルコペニア・フレイル研究会研究発表会
  • 発表場所: 伊藤国際学術研究センター、東京都文京区
  • 年月日: 2014-10-19
• [学会発表] Investigation of predictors of decreased skeketal muscle mass un community-dwelling elderly individuals. (2014)
  • 著者名/発表者名: N Shiraishi, M Kuzuya,yY Suzuki, T Hirose, H Umegaki,K Okada, S Jeong
  • 学会等名: 10th International Congress of the European Union Geriatric Medicine Society
  • 発表場所: EU-GMS congress, Rotterdam, the Netherlands
  • 年月日: 2014-09-18
• [学会発表] 高齢者の歩行速度と高次機能障害の関係 (2014)
  • 著者名/発表者名: 一柳知里、梅垣宏行、牧野多恵子、中嶋宏貴、野々垣禅、栁川まどか、葛谷雅文
  • 学会等名: 第56回日本老年医学会学術集会
  • 発表場所: 福岡国際会議場、福岡県福岡市
  • 年月日: 2014-06-14
• [学会発表] 高齢者における「サルコペニア予備軍」と「非サルコペニア群」の運動機能の検討 (2014)
  • 著者名/発表者名: 青山満喜、鈴木裕介、葛谷雅文
  • 学会等名: 第56回日本老年医学会学術集会
  • 発表場所: 福岡国際会議場、福岡県福岡市
  • 年月日: 2014-06-12