研究課題
挑戦的萌芽研究
全国17施設の121例の古典的不明熱の症例を検討した。CT検査の普及により、深部膿瘍や固型癌が不明熱の原因となることは著しく減少していた。高齢化の影響もあり、リウマチ性多発筋痛症が9名で最多であった。4名のHIV/AIDS患者を認め、日本でも不明熱の原因として重要と考えられた。この結果から、細菌感染症や悪性腫瘍を重視した従来の不明熱診療から、高齢者に多い膠原病や新興のウイルス感染症に重点をシフトさせる必要性が示唆された。また、白血球数が多いと「悪性腫瘍」の率が多く、少ないと「原因不明」の率が高いなどの関連を明らかにしたほか、古典的不明熱の原因診断においての赤沈検査の重要性を明らかにした。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件)
Internal Medicine
巻: 印刷中
130005092893
巻: 53 ページ: 2471-2475
130004704942
BMJ Open
巻: 20 号: 12 ページ: e003971-e003971
10.1136/bmjopen-2013-003971