研究課題
挑戦的萌芽研究
長期間にわたって経口摂取可能で、大動脈瘤の発生拡張を抑制できる物質を同定することを目的に、植物由来化合物の中から候補物質を選び、その効果を大動脈瘤動物モデルで検証した。シソ・ピーマン葉由来のフラボノイドであるルテオリン経口投与は、有意な大動脈瘤形成抑制効果を発揮するが、その効果は血中濃度に依存するという結論が得られた。高いルテオリン血中濃度が得られるルテオリン一配糖体の方が、ルテオリン無配糖体に比べてさらに強い効果が得られた。有効血中濃度を保つ工夫、安全性の検証を経て、今後の臨床応用が期待される。
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