研究課題
挑戦的萌芽研究
造血幹細胞集団を構成する個々のクローンは、その能力や動態が大きく異なる。本研究では、幹細胞クローンの優劣を決定する機構を理解するため、細胞競合という概念から取り組んだ。特に、細胞競合現象に関与するシグナルとしてRasに着目して研究を進めた。その結果、Ras/Raf/Erkシグナル制御に関与する分子として知られるSpred1が、生体内での造血幹細胞優位性の決定に寄与することを明らかにした。Spred1の挙動が造血幹細胞の能力の変化を介して、老化や白血病化に寄与する可能性も示唆された。
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J Biochem.
巻: 156 号: 2 ページ: 73-83
10.1093/jb/mvu037
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Proc Natl Acad Sci U S A.
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