研究課題
挑戦的萌芽研究
高病原性インフルエンザに対する治療薬の検討を行った。AH5N1やAH7N9は、いずれも従来の抗インフルエンザ薬の効果は低い。今までの病態解析から、抗炎症・抗サイトカイン・抗酸化ストレス効果を示す薬剤について検討した。その結果、チオレドキシン(抗酸化薬)と抗HMGB-1モノクローナル抗体(抗サイトカイン)が著明にマウスのインフルエンザ肺炎による致命率を改善した。これらは、ウイルスの増殖は抑制せず、好中球の肺浸潤・炎症性サイトカインの産生・酸化ストレスによる肺障害などを抑制した。現在、ヒトでの臨床応用に向け検討中。以上の結果は、高病原性インフルエンザ治療薬開発に向けた重要な成果と考えられる。
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