研究課題
挑戦的萌芽研究
免疫抑制性細胞を誘導し、これを用いた新しい免疫抑制法を探求するための基礎的研究を行った。NF-κBやMAPKsを抑制しドナー抗原を添加して樹状細胞(DC)を体外誘導すると制御性DCが作成され、このDC投与により有効な免疫抑制作用が得られることが判明した。ドナーリンパ球輸注とNF-κB、MAPKsやAP-1/mTOR/p70S6Kの活性化阻害剤を併用すると強力な免疫抑制が得られ、生体内での制御性T細胞誘導作用も明らかとなった。ヒト末梢血単核球をCD80/86やCD40副刺激経路遮断下にアロ抗原と共培養すると、比較的抗原特異的な制御性T細胞が高率に誘導でき、その臨床応用が期待された。
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Transplantation
巻: 95 号: 4 ページ: 542-550
10.1097/tp.0b013e31827b3d90