研究課題
挑戦的萌芽研究
背景:血行再建術に使用する自家血管グラフトに発生する内膜肥厚は開存率を低下させる重大な問題である.目的:新規治療用分子CSDAの内膜肥厚抑制効果を明らかにする.結果:血管平滑筋細胞の実験では, CSDA遺伝子導入によりE2F,NFkB,SRE,CRE,HIF活性が有意に抑制されることから細胞増殖能,遊走能が低下していた.マウス大腿動脈ワイヤ擦過障害モデルの作成に成功した.今後超音波法でCSDAを遺伝子導入して治療効果を観察する.まとめ:CSDAはこれまで報告のあった多くの治療候補分子の機能を一つの分子で再現することが可能な多機能分子であり,新たな治療用分子として有望であると考えている.
すべて 2013
すべて 学会発表 (1件)