研究課題/領域番号 |
25670698
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
菊地 範彦 信州大学, 医学部附属病院, 特任研究員 (50447728)
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研究分担者 |
大平 哲史 信州大学, 学術研究院医学系(医学部附属病院), 講師 (90397315)
塩沢 丹里 信州大学, 学術研究院医学系, 教授 (20235493)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2013年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | Neuregulin-1 / 胎児肺成熟 / 胎盤絨毛内血管内皮細胞 / 臍帯静脈血管内皮細胞 / 低酸素 / 妊娠高血圧症候群 / ErbB |
研究成果の概要 |
我々は胎盤絨毛内の血管内皮細胞でNeuregulin-1(NRG-1)が産生されていることを見出した。母体妊娠高血圧症候群症例(PIH群)と非PIH症例(非PIH群)で比較すると、NRG-1β1の蛋白発現はPIH群で有意に高かった。ヒト臍帯静脈血管内皮細胞(HUVEC)でのNRG-1β1蛋白発現は低酸素ほど増強していた。分娩時臍帯静脈血中NRG-1β1は母体PIH群が有意に高く、母体血中NRG-1β1もPIH群が高い傾向であった。以上から、PIHの臍帯-胎盤系では、胎盤絨毛内血管内皮細胞にNRG-1β1が強発現し、胎児に対する肺成熟促進に寄与している可能性が示唆された。
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