研究成果の概要 |
敗血症性ショック520症例を対象に血管透過性制御16遺伝子(ANGPT1, ROBO1, ROBO4, CTNNB1, SLIT2N, F2R, FLT1, TEK, S1PR1, S1PR3, KDR, NPPA, VEGFA, RAC1, CDH5, PROCR)の一塩基多型を解析した.ANGPT1 rs4324901 A alleleを有する敗血症性ショック患者はC alleleに比べ28日死亡率が有意に高く,輸液負荷を多く必要とした.このAA genotype を有する敗血症性ショック患者はそれ以外に比べ呼吸不全と中枢神経障害をより長期間合併し,より長期間腎補助療法を必要とした.
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