研究課題
挑戦的萌芽研究
近年、microRNA (miRNA) が体液中に安定な状態で存在し、その検出が可能であることから種々の悪性腫瘍において有用なバイオマーカーとなることが報告されている。本研究では、口腔癌患者の唾液あるいは血清において特異的に存在量が変動する miRNA を探索した。その結果、miR-26a、miR-191 など 10 種類の miRNA の存在量が口腔癌患者の血清において有意に低下していた。さらに、その中の miR-26a はヒト口腔癌細胞に対して増殖抑制効果を示した。以上の結果より、口腔癌において特定の miRNA がバイオマーカーや先制医療のツールとして有用となる可能性が示唆された。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件)
PLoS ONE
巻: 9 号: 12 ページ: e110378-e110378
10.1371/journal.pone.0110378
Neoplasia
巻: 15 ページ: 805-814