研究課題
若手研究(A)
本研究は、運動系下行路システム再構築の基盤となる脊髄介在ニューロン系の活動励起と、その可塑性を促す神経リハビリテーション法の開発を念頭に、主に健常者での研究を行った。その結果、介在ニューロンを介する間接的皮質脊髄路の伝達効率は、運動野と末梢神経の連続組み合わせ刺激(10分間)で、1時間程度増強された。この効果は、最大随意収縮力の増大や手指筋の運動パフォーマンステストの成績向上を促し、頸髄に圧迫のある1名の頸髄症患者においても、同様の効果が観察された。今後、これらの効果をさらに持続させ、脊髄障害患者への応用可能性を探る予定である。
すべて 2016 2015 2014 2013
すべて 雑誌論文 (1件) (うち謝辞記載あり 1件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 2件、 招待講演 2件)
日本運動生理学雑誌
巻: 23 ページ: 11-15
110010050791