研究課題
若手研究(A)
本研究は、初期近代のイタリアにおける芸術文化を、領域横断的なアプローチによって、より深く理解することを目的とした。ルネサンス文化が発展し、芸術や文芸、科学、思想の面で人類史上稀に見る成果を生み出したこの時期、テクストとイメージと空間は密接な関連をもって、創造の場面において融合していたが、これまでそうした側面には光があたってこなかった。本研究では記憶術を理論的中心に据えたうえで、百科全書主義やコモンプレイスの伝統、エンブレムやインプレーザといった文字と図像を融合させた領野を分析し、さらにそれらと建築・庭園・都市空間との関わりを考察することで、新たな知見を多数明らかにすることが出来た。
すべて 2016 2015 2014 2013 その他
すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (11件) (うち国際学会 2件、 招待講演 9件) 図書 (2件) 学会・シンポジウム開催 (1件)
Forgetting Machines. Knowledge Management Evolution in Early Modern Europe
巻: 1
Arts&Media
巻: 6 ページ: 6-29
40020552935
東京文化財研究所編『「かたち」再考─開かれた語りのために─』
巻: 1 ページ: 301-305
Arts and Media
巻: 4 ページ: 58-79
40020310796
知のミクロコスモス:中世・ルネサンスのインテレクチュアル・ヒストリー
巻: 1 ページ: 42-68
西洋美術研究
巻: 17 ページ: 91-110