研究課題
若手研究(A)
準結晶表面は表面自由エネルギーが小さく、有機化合物との接着性に乏しい。そのため、代替テフロンとしてフライパンの表面加工などに用いられてきた。一方、準結晶が持つ準周期性原子配列を特異的に認識できる有機材料を見出すことができれば、準結晶界面化学という新しい研究分野が拓けるのみならず、新たな金属―有機複合材料の創出が期待できる。本研究では、準結晶表面に選択的な有機分子を探索するため、生物進化法であるファージディスプレイ法による準結晶認識アミノ酸配列の探索を行った。その結果、疎水性アミノ酸や中性アミノ酸を含む配列が準結晶表面に選択的吸着することを見出した。
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色材協会誌
巻: 87 ページ: 13-18