研究課題
若手研究(A)
機械的強度に優れた三次元構造物をハイドロゲルのみで構築する新規手法の開発を目指し、本研究では複数のゲル線維が集合した束状ゲルの合成法を着想した。温度応答性高分子であるヒドロキシプロピルセルロース (HPC)とアルギン酸ナトリウム(Na-Alg)の混合溶液からなる相分離溶液を調製し、マイクロ流路デバイスを用いた動的ゲル化によるゲルファイバーを作製した。高分子凝集体はフロー方向に引き伸ばされ、最終的にアルギン酸分子を除去することでHPCのみからなる束状の構造体の作製に成功した。束状構造ゲルは非束構造に比べ高い機械強度を有し、かつ細胞足場として利用できることが示された。
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