研究課題
若手研究(A)
光触媒を用いたCO2光還元は、太陽光をエネルギー源としてCO2を代替エネルギーの元となる有機物へ変換できるため、地球温暖化や資源枯渇の問題を解決できると考えられる。本研究では、層状複水酸化物(LDH)の光触媒能に着目し、Zn-Cr型LDHのCO2光還元特性とLDHの構造内へ助触媒(Ru,Rh)をドープした新規LDHのCO2光還元特性の向上を検討した。助触媒ドープにより、CO生成量はの向上し、Ru及びRhを共ドープしたLDHは、無ドープLDHの26倍のCO生成能を示した。LDH構造内にドープされた助触媒Ruが酸化サイトとして、Rhが還元サイトとして機能したことに起因すると考えている。
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無機マテリアル学会誌
巻: 21 ページ: 204-209
Materials Letters
巻: 107 ページ: 138-140
10.1016/j.matlet.2013.05.132
http://www.rs.tus.ac.jp/pirc/
http://www.msl.titech.ac.jp/~matsushita/index.html