研究課題
若手研究(A)
北方林の植物は冬季における窒素獲得によって不足する窒素の需要に対応していると考え、冬季の植物の硝酸態窒素利用および光合成に関する野外調査と人工気象器実験を行った。米国アラスカ州内陸部で優占するクロトウヒを対象とした調査により、クロトウヒは冬季期間中を通して硝酸態窒素同化を行っていること、それに対して光合成能力は冬季の初期から中期にかけて低下するが、冬季の後期に気温が上昇しても回復は遅れることが示された。また、アカエゾマツを用いた人工気象器実験でも同様に、温度の低下とともに光合成能力が低下するのに対して、温度を上昇させた時の反応は遅れる様子が見られた。
すべて 2017 2016 2015 2014 その他
すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件)
Ecological Research
巻: (印刷中) 号: 4 ページ: 593-606
10.1007/s11284-013-1115-0