研究課題
若手研究(A)
本研究では、効果的なインターフェロン-γ(IFNγ)癌遺伝子治療法の開発を目的として、血栓に親和性を有するペンタペプチド(CREKA)を融合したIFNγ誘導体を新たに設計した。CREKA融合IFNγ誘導体発現プラスミドDNA(pDNA)を構築し、担癌マウスにハイドロダイナミクス法を用いて遺伝子導入したところ、腫瘍組織中の血栓へのIFNγの結合が認められた。また、CREKA融合IFNγ誘導体発現pDNA投与により、腫瘍体積の増大が抑制された。以上、本研究で開発したCREKA融合IFNγ誘導体は、IFNγ癌遺伝子治療における抗腫瘍効果の増強に有用であることが明らかとなった。
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