研究課題
若手研究(B)
多血症では血液流動性が著しく低下するため、脳梗塞を発症しやすく予後が悪い。本研究はクエン酸の摂取が低酸素血症に伴う多血症の食事療法として有効かどうかを明らかにすることを目的として実施した。しかし、本研究の条件では、クエン酸が多血症そのものに良い影響を与える可能性を示すことは出来なかった。一方で、クエン酸には低酸素曝露に伴う肝臓グリコーゲン量の低下を抑制する効果や、筋肉における炎症を抑制する効果があることが示された。以上より、生体が低酸素にさらされた際に生じる生体の好ましくない反応に対して、クエン酸はいくつかの良い効果を発揮する可能性が示された。
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Food and Nutrition Sciences
巻: 11 号: 11 ページ: 1114-1119
10.4236/fns.2013.411145