研究課題/領域番号 |
25750056
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食生活学
|
研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
白河 潤一 東海大学, 農学部, 特定研究員 (00647654)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
|
研究課題ステータス |
中途終了 (2014年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2015年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2014年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | AGEs生成抑制 / 植物成分抽出 / ELISA法 |
研究実績の概要 |
本研究の目的であるAGEs生成阻害剤の探索として、前年度に続き、植物抽出物のEnzyme-Linked ImmunoSorbent Assay(ELISA)法によるAGEs生成抑制効果の検証を行った。前年度AGEs生成抑制効果が認められたモウセンゴケ属(Drosera)と近縁の分類群であるルリマツリ(Pulumbago auriculata)および、日常的に食されている野菜や民間療法的に利用されてきた野草等、計11種の植物についてエタノール、アセトンおよび熱湯抽出を行い、それぞれの抽出物を得た。これらの抽出物のAGEs生成抑制効果を、Nω-carboxy(methyl)arginine(CMA)およびNε-(carboxymethyl)lysine(CML)に対する特異的モノクローナル抗体を用いたELISA法によって検証した。 その結果、BSAとリボース混合液を1週間37℃でインキュベートし、糖化反応を進行させた条件下において、それぞれの抽出物を0.01 mg/ml の濃度で添加すると、ゲンノショウコ(Geranium thunbergii)の抽出物添加群でCMAおよびCML生成量が無添加群に比べ有意に低下した。本結果から、これらの植物抽出物がCMAおよびCMLの生成を抑制することが明らかとなり、AGEs生成阻害剤として利用できる可能性が示された。また、生体中におけるAGEs検出のための液体クロマトグラフィー・タンデム質量分析(LC-MS/MS)および高速液体クロマトグラフィー(HPLC)による測定系の確立を行い、血清中において6種のAGEsの定量が可能となった。
|