研究課題
若手研究(B)
本研究では、「日本の幹細胞・再生医療研究を巡るメディア言論を巡るフレーミング(問題設定の枠組み)」を明らかとすることを目指した。朝日・読売・毎日新聞における幹細胞・再生医療関連記事およそ7400件を対象とした定量テキスト分析結果と政策的・科学的イベント発生経緯の関係性の分析を行い、ファン・ウソク事件までに注目されてきた「倫理」に関する話題が、2007年のヒトiPS細胞樹立以降に周辺化していったことが確認された。このことは、幹細胞・再生医療研究を巡る熱狂(Hype)を明らかとするとともに、その倫理的・法的・社会的課題を巡る議題設定への影響を示唆するものである。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (6件) (うち招待講演 2件)
East Asian Science, Technology and Society: An International Journal
巻: in press 号: 3 ページ: 229-246
10.1215/18752160-3326668