研究課題
若手研究(B)
聴覚障害者(ろう者、難聴者)を対象とした鑑賞プログラムについて検討した。継続性や汎用性などの観点から、健常者と一緒に、同じプログラムを活用して鑑賞を深めるための方法を検討した。プログラムの内容や語彙選定はもちろんのこと、会場レイアウト、講師の立ち位置など細かい部分への配慮が肝要であることが再認識された。情報保障システムの強化、スタッフ育成なども試み、多様性共生やインクルーシブデザインの重要性が叫ばれるなか、博物館が提供すべき鑑賞プログラムの概要を検討し、その継続実施にむけた基礎を築くことが出来た。