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ドライバー心理と運転行動の統合化モデルによるITSの評価システムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 25750126
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 社会システム工学・安全システム
研究機関高知工科大学

研究代表者

岡村 健志  高知工科大学, 公私立大学の部局等, 助教 (80368860)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2014-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2013年度)
配分額 *注記
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2014年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2013年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードITS / 評価 / ロジックモデル / ハザード知覚 / リスク知覚 / 高度道路交通システム
研究概要

危険な道路でドライバーに警告するなどのITS(高度道路交通システム)による安全対策は,ドライバーがその情報に対応して,回避の行動を取らない限り効果がない.すなわち,ITSが現実的に事故防止効果を生むには,ITSを導入するだけではなく,それが事故防止に繋がるように,ドライバーの認知・感情の変化といった心理的現象と運転行動や車両挙動の変化といった物理的現象の双方を考慮し,ITSを適切に運用する必要がある.
本研究では,ハザード知覚やリスク知覚から車両挙動までの心理現象と物理現象を一体化した運転行動決定プロセスモデルをロジックモデルを使って構築して評価することを提案した.また,ウェブアンケート調査を用いて運転行動決定プロセスを擬似的に評価することで,運転行動決定プロセスによる評価の実現可能性について検証した.
その結果,ロジックモデルを構築することで,リスク知覚に対するITSの効果の発現対象を明示化できた.また,ロジックモデルに基づいて運転行動決定プロセスを検討することで,評価対象の観測指標を論理的に整理できた.それに伴い,ITSの直接的なアウトカムや間接的なアウトカムが何であるかを示せた.また,運転行動決定プロセスモデルを使って擬似的にITSを評価したところ,ハザード知覚とリスク知覚のプロセスでは,ITSの導入による意識変化があることが実証できた.さらに,一連のプロセスを観測したことで,さらに何を改善するかを論理的に指摘できた.
このように,交通問題に対してITSがどの程度,どの部分に効果があるのか明示できることは,今後,実際の道路交通問題の場において,ITSの必要性や機能を具体的に判断する上で重要であろう.特にITSに不慣れな地域や道路管理者にとっては,これまで使い慣れた技術や経験に加えて,ITSによる新たな対策の可能性を検討しやすくすると期待したい.

報告書

(1件)
  • 2013 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Suggestions and Verification for Management of ITS for Driving Behaviour Decision Process Models2013

    • 著者名/発表者名
      Kenji Okamura and Seigo Nasu
    • 学会等名
      International Symposium on Social Management Systems 2013
    • 発表場所
      Sydney
    • 関連する報告書
      2013 実績報告書

URL: 

公開日: 2014-07-25   更新日: 2019-07-29  

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