研究課題
若手研究(B)
近赤外光は生体の透過性に優れ、炎症部位に低出力で照射することで副作用なく炎症抑制作用を示す。本研究では、ラットの頭部に体外から照射した近赤外光が脳内に進達していることを明らかにした。また本研究で脳内神経炎症を惹起させたラット頭部に近赤外レーザー照射したところ、脳内神経炎症がやや抑制されることを見出した。さらに、脳内神経炎症を引き起こしたラット脳組織のメタボローム解析を行なったところ、エネルギー代謝に関連する物質などに変化が見られた。現在、レーザー照射が脳内炎症時の代謝状態にどのような影響を及ぼしているのかに着目して解析を行なっている。
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