大脳―末梢神経Dual stimulationを用いたリハビリテーションの開発

• 研究課題/領域番号: 25750200
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: リハビリテーション科学・福祉工学
• 研究機関: 福井大学
• 研究代表者: 久保田 雅史 福井大学, 医学部附属病院, 理学療法士 (60422672)
• 研究期間 (年度): 2013-04-01 – 2016-03-31
• 研究課題ステータス: 完了 (2015年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2015年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円); 2014年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円); 2013年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
• キーワード: 経頭蓋直流電気刺激 / 末梢神経電気刺激 / 頸椎症性脊髄症 / リハビリテーション / 頸髄症 / 感覚障害 / 頚椎症性脊髄症 / 頚頭蓋直流電気刺激

研究成果の概要

健常人では運動野へのanodal-tDCSと末梢神経電気刺激の併用が皮質脊髄路の興奮性や、筋出力、筋制御能力などを向上させる可能性が示された。
また、頸髄症の感覚障害及び痺れに対しての感覚野anodal-tDCSは、即時的・短期的に機械的感覚閾値を改善させるとともに、症例によっては痺れも軽減させることを示した。
さらに、頸髄症の除圧術後の機能回復において運動野anodal-tDCSは、2週間の短期studyでは明らかな効果を示すことはできなかった。

研究成果

• [雑誌論文] 頸椎症性脊髄症に伴う感覚障害に対する経頭蓋直流電気刺激の試み ~ single case design ~ (2014)
  • 著者名/発表者名: 久保田雅史, 前田真弘, 松尾英明, 成瀬廣亮, 嶋田誠一郎, 内田研造, 馬場久敏
  • 雑誌名: 理学療法福井 巻: 18 ページ: 122-124
  • オープンアクセス
• [雑誌論文] 急性期脳梗塞患者に対する歩行中の機能的電気刺激治療が歩容および内側感覚運動皮質のヘモグロビン濃度へ及ぼす即時的効果 (2014)
  • 著者名/発表者名: 久保田雅史，山村修，神澤朋子，五十嵐千秋，松尾英明，成瀬廣亮，嶋田誠一郎，加藤龍，横井浩史，内田研造，馬場久敏
  • 雑誌名: 理学療法学 巻: 41 ページ: 13-20
  • NAID: 110009806475
  • オープンアクセス
• [学会発表] 慢性期脳梗塞症例に対する4週間の神経筋電気刺激療法を用いたホームエクササイズによる歩行特性の変化 ―三次元動作解析装置を用いた検討― (2016)
  • 著者名/発表者名: 久保田雅史，五十嵐千秋，神澤朋子，山村修，渡部雄大，今中芙由子，嶋田誠一郎，辻川哲也，岡沢秀彦，加藤龍，横井浩史
  • 学会等名: 第51回日本理学療法学術大会
  • 発表場所: 北海道
  • 年月日: 2016-05-27
• [学会発表] 感覚障害を有する頸椎症性脊髄症に対する経頭蓋直流電気刺激の試み (2015)
  • 著者名/発表者名: 久保田雅史，松尾英明，渡部雄大，嶋田誠一郎，中嶋秀明，内田研造
  • 学会等名: 第23回日本物理療法学術大会
  • 発表場所: 神戸
  • 年月日: 2015-10-24
• [学会発表] 頸髄症症例において椎弓形成術後に頸部関節位置覚は低下するか (2015)
  • 著者名/発表者名: 久保田雅史、松尾英明、成瀬廣亮、北出一平、高山マミ、山岸永典、嶋田誠一郎、中嶋秀明、内田研造
  • 学会等名: 第31回東海北陸理学療法学術大会
  • 発表場所: 金沢
  • 年月日: 2015-10-06
• [学会発表] The effects of transcranial direct current stimulation with peripheral electrical stimulation on maximum strength and force accuracy of quadriceps. (2015)
  • 著者名/発表者名: Masafumi Kubota, Yudai Watabe, Hideaki Matsuo, Hiroaki Naruse, Seiichiro Shimada, Kenzo Uchida, Hisatoshi Baba
  • 学会等名: TThe International Society of Physical and Rehabilitation Medicine
  • 発表場所: Berlin (Germany)
  • 年月日: 2015-06-20
  • 国際学会
• [学会発表] The effects of transcranial direct current stimulation with peripheral electrical stimulation on maximum strength and force accuracy of quadriceps (2015)
  • 著者名/発表者名: Masafumi Kubota, Yudai Watabe, Hideaki Matsuo, Hiroaki Naruse, Seiichiro Shimada, Kenzo Uchida, Hisatoshi Baba
  • 学会等名: 9th World Congress of the International Society of Physical and Rehabilitation Medicine
  • 発表場所: Berlin (Germany)
  • 年月日: 2015-06-19 – 2015-06-23
• [学会発表] 慢性期脳梗塞症例に対する1 か月間の機能的電気刺激療法を用いたホームエクササイズは脳活動に影響を与えるか―PET 画像を用いた検討― (2015)
  • 著者名/発表者名: 久保田雅史，五十嵐千秋，神澤朋子，山村修，渡部雄大，松尾英明，嶋田誠一郎，馬場久敏，辻川哲也，岡沢秀彦，加藤龍，横井浩史
  • 学会等名: 第50 回日本理学療法学術大会
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2015-06-06
• [学会発表] 頸髄損傷患者に対する経皮的腰髄電気刺激の可能性 (2014)
  • 著者名/発表者名: 久保田雅史，松尾英明，嶋田誠一郎，内田研造，馬場久敏
  • 学会等名: 第2回福井神経理学療法学術大会
  • 発表場所: 福井（福井県立病院）
  • 年月日: 2014-12-14
• [学会発表] Cortical patterns and functional recovery in chronic stroke patients by functional electrical stimulation (2014)
  • 著者名/発表者名: Masafumi Kubota, Osamu Yamamura, Tomoko Kamisawa, Chiaki Igarashi, Yudai Watabe, Seiichiro Shimada, Tetsuya Tsujikawa, Hidehiko Okazawa, Ryu Kato, Hiroshi Yokoi, Kenzo Uchida, Hisatoshi Baba
  • 学会等名: American Society of Neurorehabilitation Annual Meeting
  • 発表場所: Washington DC (USA)
  • 年月日: 2014-11-13
• [学会発表] 頸椎症性脊髄症に伴う感覚障害に対するtDCSの試み -single case design- (2014)
  • 著者名/発表者名: 久保田雅史
  • 学会等名: 第一回福井県神経系理学療法学術集会
  • 発表場所: 福井市
• [図書] 姿勢制御と理学療法の実際 (2016)
  • 著者名/発表者名: 久保田雅史 共著
  • 総ページ数: 426
  • 出版者: 文光堂
• [図書] 理学療法MOOK21 急性期の脳卒中理学療法 (2016)
  • 著者名/発表者名: 久保田雅史 共著
  • 出版者: 三輪書店