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農作業を活用した新たな健康づくり教育の効果検証~アグリエクササイズの可能性~

研究課題

研究課題/領域番号 25750273
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 身体教育学
研究機関東京学芸大学

研究代表者

塙 智史  東京学芸大学, 教育学部, 研究員 (50588001)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
研究課題ステータス 中途終了 (2015年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2014年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2013年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード身体活動量 / 農作業 / 健康 / 身体活動 / 健康教育
研究実績の概要

農作業が持つ健康への効果として、その運動強度測定(予備実験)を行った。被験者は9名(男性6名、女性3名)で、実際の農作業時での運動強度を呼気ガス分析(ダグラスバック法)、3次元加速度計、心拍数系を用いて、測定を実施した。呼気ガス分析では、被験者の安静時代謝量を測定し、その後いくつかの農作業を実施に農地で行い、その都度ダグラスバックに呼気を採気し、解析を行った。結果は次の通りである。
天地返し(呼気ガス:4.11Mets・加速度計:2.65Mets、平均心拍数:100.7拍/分・最高心拍数:118.0拍/分)、畝たて(4.53・2.54、113.5・138.0)、定植(1.59・2.46、86.1・99.0)、草取り(1.87・2.43、87.1・108.0)、田植え(1.66・2.47、87.6・98.0)、草取り(水田)(2.69・2.54、94.8・109.0)、稲刈り(2.89・2.80、88.7・117.0)であった。
3次元加速度計の結果については、腰部に固定されており、上半身が、前屈や背屈、また止まった姿勢が続くようなものでは、なかなか測りきれないものであるとわかるものの、測定が簡易であり、その使用方法についても検討を行うことで、有効な手段となりうるのではないかと思われる。平均心拍数においては、低強度から中強度の心拍数増加であるが、最高心拍数、たとえば「畝たて」においては、138拍/分にあがっている場合もあり、高齢者や低体力者においては、ウォーキングなどの一定の強度がかかるものと同様に理解すると問題があると思われる。しかし、平均的には低い心拍数で作業が行えることからあまりつらさを感じさせずにコンビネーショントレーニングのような実施中に運動強度が変わるなどの側面での効果も期待できるのかもしれない。今後は被験者数を増やして精度を上げること、また介入実験を行っていきたい。

報告書

(3件)
  • 2015 実績報告書
  • 2014 実施状況報告書
  • 2013 実施状況報告書

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公開日: 2014-07-25   更新日: 2019-07-29  

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