本研究は、マラソン大会を通じての地域活性化の現状と課題を総合的に評価し、問題点を明らかにする事を目的とした。全国の100(回収率は40%)のマラソン大会組織委員会への質問紙調査と4つの組織委員会へのインタビュー調査を実施した。結果は、大会の開催は平均で18回であった。また平均で約9,000人の参加者であった。次に、インタビュー調査の結果、各大会において、マラソン大会を通じたスポーツ振興と観光振興が進められていた。また、今後に向けて、持続可能なマラソン大会の運営を進めていた。そして、マラソン大会によるスポーツ振興・観光振興という視点で地域活性化がさらに進む可能性が示された。
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