研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、鉄代謝調節機構における活性酸素シグナルの役割を明らかにし、加齢に伴う鉄代謝異常の病態メカニズムを解明することである。本研究によって、鉄代謝調節タンパク質IRP1が、活性酸素種の刺激によりリン酸化などの翻訳後修飾を受けて機能変化することを明らかにした。さらに、脂質過酸化物である4-HNE(4-hydroxy-2-nonenal)が、IRP1の機能を強力に阻害すること、鉄取り込みの輸送体を減少させることが分かった。これらの結果から、酸化ストレスが鉄代謝調節タンパク質IRP1の機能変化を通して鉄代謝に影響を与えている可能性が示唆された。
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