研究課題/領域番号 |
25760006
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
益田 岳 京都大学, 地球環境学堂, 研究員 (00455916)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2015年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2014年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2013年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 人畜共通感染症 / 森林環境 / ロングハウス / 蚊 / マラリア / 生業による感染 / 居住地での感染 / 男女差 / 森林境界型マラリア / サル睡眠位置特定 / サーモグラフィー / 森林破壊 / 多分野活用型研究 / 情報交換 / 社会還元 / 媒介蚊の定量調査法 / 海外での空撮調査 / ドローン活用 / ロングハウスと疾病 / 社会疫学 / 分子生物学的手法 / イバン族 / エスノグラフィー / アノフェレス / 森林マラリア / 気象観測 / 継代飼育 |
研究成果の概要 |
イバン族が多く感染する理由として、彼らの環境との関わり、とりわけ生業および住居様式にどのようなリスク要因があるかが観察できた。感染者の多くは森との関わりがある人だった。非感染者は森との関わりを直接もたない人たちであった。自然宿主とかんがえられるサルと、そこからマラリア原虫をヒトに運搬するアノフェレス蚊の存在、それらをつなぐ森林と川に密接する伝統的なロングハウスの存在がサルマラリアのヒト感染への環境的な必要条件であると考えられた。調査開始前年の過去2年で州政府は患者が大量発生していたロングハウスをほぼすべて取り壊し、より近代的な気密性の若干高いロングハウスにつくりかえている。
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