研究課題/領域番号 |
25760008
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 文教大学 |
研究代表者 |
渡邉 暁子 文教大学, 国際学部, 講師 (70553684)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2015年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2015年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | フィリピン / 女性 / イスラーム / 改宗 / パワー・バランス / 重層的差異 / ムスリム女性 / ジェンダー / 境界 / 規範 / イスラーム改宗 / 海外就労 / 婚姻 / 重層的力関係 / 差異 / 社会再編 |
研究成果の概要 |
本研究は、イスラームに改宗したフィリピン人女性の事例から、改宗が単なる個人の信条や教義の受容ではなく、社会の主流派から少数派への転換、汎アラブ的価値観の受容、民族間のダイナミクスへの包摂等、個人が重層的な力関係に置かれることを試みた。この関係は、フィリピンの歴史および西欧メディアを発祥とするイスラームに対するイメージや、エスニシティ/ナショナリティのパワー・バランスによって影響を受けるものであり、宗教や地域的親和性などの経済的要因以外にも、結合を引き起こす要因があるという点を明らかにした。また、改宗者により、フィリピン・ムスリムというエスニック境界が問い直されている点も指摘した。
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