研究課題/領域番号 |
25760012
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ジェンダー
|
研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
吉良 智子 千葉大学, 大学院人文社会科学研究科, 人文社会科学研究科特別研究員 (40450796)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2014年度)
|
配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2014年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2013年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 人形 / ジェンダー / 美術 / 表象 / 女性 / 表現 / 手芸 / 工芸 / 近代 / 日本 |
研究成果の概要 |
本研究は、ジェンダーの視点から近代日本の女性の作り手と人形について、考察したものである。特に、近代化における人形のジェンダー化に着目し、女性の作り手が「美術/芸術」から排除されていく過程および人形創作活動と女性性について検討した。その結果、次の点が明らかとなった。第一に、人形は近代におけるジェンダー化によって、「美術/芸術」から除外されただけではなく、続く1930年代における人形の再ジェンダー化によって、男性の作り手の多い創作人形は芸術化される一方女性の作り手の多かったフランス人形はアマチュア化された。第二に、フランス人形は作り手の女性の女性性を担保する機能を保持していたことが明らかになった。
|